葛西医院院長の小林正宜です。

4月に入ってもまだ寒い日が続いていましたが、ようやく春らしい暖かさがやってきました。
週末は葛西医院の近くにある三ノ瀬公園の桜も満開で、お花見日和でした。私が幼少の頃から、三ノ瀬公園の綺麗な桜は変わらずにいてくれています。

暖かくなりましたが、季節の変わり目ですので、くれぐれも体調にはお気を付け下さい。
そして朝夕はまだ冷えますので、防寒対策もお忘れなく。

さて、3月29日に在宅医療ことはじめ最終回を開催させて頂きました。


思えば昨年7月に当院の院長となり、同月から在宅医療を開始しましたが、開始1ヶ月で、「今まで培ってきた家庭医療の知識を皆さんと共有するために」と思い立ち、9月から3月の各月7回シリーズでの勉強会を1人で立ち上げて、あっという間に7ヶ月が経ちました。

もちろん自分のための勉強会でもあります。 勉強会を主催すると、資料作りや、企画など、負担も大きいですが、自分自身が一番勉強するので、自分のためにもなります。

昨年7月には訪問診療患者さんは1名でしたが、今では40名を越える患者さんを診させて頂き、今までに10名の患者さんの自宅でのお看取りをさせて頂きました。
日々患者さんのために何ができるかを考えており、患者さんからもたくさんの学びを頂く毎日です。

そして、多くの訪問診療患者さんを支えて下さる、たくさんのメディカルスタッフの皆さんのパワーを感じながら感謝する日々です。
訪問診療、在宅医療にはケアマネジャーさん、訪問看護師さん、訪問薬剤師さん、理学療法士さん、ヘルパーさん、福祉用具の方、栄養士さんなど、多職種の力がとても重要です。

そんな多職種の皆さん、他院の医師とともに、第7回在宅医療ことはじめを行いました。

今回のテーマは在宅医療をより良いものにするための工夫やアイデアをみんなで共有し、明日からの診療・看護・介護に活かすというものです。
私からのレクチャーも入れながら、皆さんでグループに分かれて、グループワークとディスカッションを行い、活発に討論しながら、素敵なアイデアを出して頂きました。



皆さんのアイデアは全部で67個も集まり、在宅支援での工夫やアイデアの重要性を改めて感じることができました。
外来患者さんにも応用させて頂ける工夫もあり、本当に素晴らしい勉強会になりました。

今後も外来や在宅患者さん、そのご家族のため、そして関わるスタッフのやりがいやプロフェッショナリズム醸成のために、自分のポジションとして出来る活動や勉強会を続けたいと思います。

葛西医院がこの生野区、東大阪の地域でお役に立てるよう努力して参りたいと思います。これからもよろしくお願い致します。

勉強会の最後は「おうち」ポーズでパシャリ!